なにわ男子の「サチアレ」は、めざましテレビのテーマソング。
作詞作曲はゆずの北川悠仁さん、朝の軽快で爽やかなスタートにふさわしい曲です。
歌詞の「サチアレ」はカタカナ表記ですが、日本中に向けた「合言葉」の意味があります。
コロナ渦で不安を抱える人々にエールを送りたいという北川悠仁さんの思いが作詞作曲に込められ、なにわ男子がその思いを見事に表現している曲になっています。
「サチアレ」の歌詞の意味と作詞作曲の思いを調査しました。
それでは、一緒に見ていきましょう。
なにわ男子 サチアレに込められた作詞作曲の思い
「サチアレ」は、ゆずの北川悠仁さんの作詞作曲です。
明日は❣️新テーマソング「サチアレ」
でタッグを組んだ
”なにわ男子×北川悠仁スペシャル対談”
を、お届けするよ🎉✨なにわ男子の皆さんと北川さんは
初対面👀お互いの印象は❓さらに❣️とあるサプライズも…❓😆
7時20分過ぎ放送予定!
お楽しみにね💓#めざましテレビ#サチアレ pic.twitter.com/auMbD9sXLZ— めざましテレビ (@cx_mezamashi) April 3, 2022
2022年4月から「めざましテレビ」のテーマソングとして放送されています。
「サチアレ」は、北川悠仁さんが「なにわ男子」のために詩曲からアレンジに至るまでこだわりをもって書き下ろしました。
「サチアレ」のコンセプトについて、北川悠仁さんの記事がありコメントを引用します。
まだまだ大変な状況が続く中、多くの人たちが少しでも前に進もうと頑張っていると思います。
なにわ男子の皆さんが、この曲を通して日本中の朝に元気を届ける姿を想像しながら、曲作りを行いました。
パート分けされた“なにわ男子”の歌を聴いたときに、メンバーそれぞれの個性がキラキラと輝いて、この曲が自分の手元から羽ばたいていくうれしさと喜びを感じました。この曲が誰かにそっと、幸せを運んでいくことを願ってます。
なにわ男子のみんなにサチアレ。
そして、日本中、世界中の皆さんにサチアレ
(出典:北川悠仁がなにわ男子に楽曲提供!「めざましテレビ」新テーマソングの『サチアレ』を書き下ろし!)
コロナ禍が続く中、なにわ男子が日本中の朝に元気を届け、この曲を聴いた人のもとに幸せが運ばれることを願って作られた楽曲であることが分かります。
また、2022年4月4日の「めざましテレビ」の番組内のインタビューで北川悠仁さんの発言を要約して引用します。
難しいメッセージでなく、なにわ男子が朝を元気づける合言葉があればいい。それが「今日もサチアレ」、これはいい合言葉だと思う。
この曲がコロナ渦で不安を抱える人々に寄り添い、エールを送る合言葉になってほしい、そんな思いも込めました。
なにわ男子がこの曲を聴く人と一対一になり、寄り添ってこの合言葉を一人ひとりに届けてほしい。
難しいメッセージでなく、元気の出る合言葉「今日もサチアレ」。
なにわ男子が日本の朝を元気づけ、曲を聴くと人一対一になってエールを送ります。
私は毎朝めざましテレビを見てから出勤しますが、耳にする「サチアレ」はさわやかで気持ちが後押しされるような楽曲です。
北川悠仁さんが作詞作曲に込めた思いを、なにわ男子が見事なエールにして聴く人の気持ちの中へと届けています。
私は、毎朝めざましテレビの「サチアレ」のフレーズを聴くことがルーティンになっています。
確かにいい合言葉で、北川悠仁さんとなにわ男子のコラボは成功しています。
なにわ男子 サチアレの歌詞の意味
「サチアレ」の歌詞から4か所を取り上げて引用し、その意味を考えていきます。
なにわ男子、4月から『めざましテレビ』新テーマソング担当❗ゆず・北川悠仁が楽曲提供「サチアレ」
💬全員&北川のコメント✨https://t.co/jDRXIgZFXP
イエロー系衣装のアー写は「大橋くんセンター」「はっすんセンター」など並びの新鮮さも話題👀#なにわ男子 #なにわ男子 #めざましテーマソング pic.twitter.com/zGHC7DcTRx
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) March 11, 2022
北川悠仁さんのインタビューをもとに私の感想や解釈を交えて読み解いていきたいと思います。
忘れないでいつでも キミのそばにいるから
僕ら笑いあえる 今日もサチアレ
(出典)「サチアレ」 作詞作曲:北川悠仁
この曲のテーマである
- 「いつもキミに寄り添う」
- 「(合言葉)今日もサチアレ」
が冒頭のサビであり、途中と最後にリフレインがあります。
歌詞を見ると漢字表記とカタカナ表記を使い分けています。
「キミ」と「君」、「幸あれ」と「サチアレ」はどう違うのでしょうか?
漢字表記と比べると、カタカナ表記は音だけになり一般的で抽象的な意味が加わります。
つまり、こうなります。
- キミ:不特定の一般的なキミ、対象は「みなさん」に近い
- 君 :特定の君、この曲を聴いているあなた
- サチアレ:一般的な意味で、幸せになってほしい
- 幸あれ :この曲を聴いているあなた(一対一で向かい合っているあなた)が自分が願う幸せをつかんでほしい
曲の最後で「君に幸あれ」が1回だけで出てきます。
これは北川悠仁さんの願いが込められており、最後のパーツで説明します。
聞こえてるかどこかで 道に迷いそうなら
君を呼ぶ声 ずっと届けるよ
(略)
(出典)「サチアレ」 作詞作曲:北川悠仁
歌詞の意味は、「迷いや不安で道に迷いそうなら、君(この曲を聴いているあなた)に寄り添って僕(なにわ男子)が君を呼ぶ声を届け続けるよ」
この「僕」は「なにわ男子」を指しますが、聴く人によっては家族や恋人、友人が頭に浮かぶかもしれません。
また、すでにこの世を去ったけどいつも見守ってくれる存在(祖父や祖母など)が思い浮かぶ人もいると思います。
私たちは独りではありません、寄り添ってくれる存在がいます。
叶わないで消えっていった 願いやがて星になって
何度でもきっと 僕らに降り注ぐ
(出典)「サチアレ」 作詞作曲:北川悠仁
私の感想ですが、ここは印象深いフレーズです。
曲全体が朝のさわやかで軽快な風景の中で進みますが、この部分だけ夜の風景になっています。
明るく前向きな歌詞のなかで、ここは「叶わないで消えていった願い」に触れています。
現実に生きる私たちは、夢や願いは「叶う」より「叶わない」ことが多いことを知っています。
そして、「願い」は願うだけでは叶わず、行動し努力する、がむしゃらに地道に努力し続けることが必要であることも分かっています。
このフレーズを聴いて私は次のように解釈しました。
- 「流れ星に願いごとをすると願いが叶う」と言われています。
- 残念ながら願いは叶わないで消えてしまったが、その時の行動や地道に努力したことは後々に生きて、降り注ぐ流れ星のように新しい願いが実現することを後押ししてくれる。
- たとえ願いが叶わなくても腐らず、新しい願いを立てて諦めず努力し続けよう。
なにわ男子のメンバー自身が、毎日厳しいレッスンに明け暮れ、デビューできるかどうか不安を抱えながら地道な努力を重ね、終にデビューをつかみとった若者たちです。
このフレーズは静かな表現ですが、そこには北川悠仁さんとなにわ男子の熱いエールが込められています。
忘れないでいつでも キミのそばにいるから
走り出す夢 止まらない未来へ
そんなもんかい? また頭上げれば果てない空
つないだ手と手で 変わんない瞳で 僕ら笑いあえる 今日もサチアレ
君に幸あれ
(出典)「サチアレ」 作詞作曲:北川悠仁
最後のサビは冒頭と同じく曲のテーマを繰り返します。
最後の「君に幸あれ」は、2022年4月4日の「めざましテレビ」の番組内のインタビューの中で北川悠仁さんが自身の思いを発言されており、引用します。
最後だけ、(聴く人と)一対一になってほしい。本当にそばで「君に幸あれ」と伝えて一人一人に届けてあげてほしい。
「キミのそばにいるから 今日もサチアレ」は
「なにわ男子はみなさんのそばにいます、今日も幸せになってほしい」
「君に幸あれ」は
「なにわ男子は、今曲を聴いているあなたと一対一で向かい合っています。あなたには自分が願っている幸せをつかんでほしい」
「君に幸あれ」は強いメッセージで、熱量のあるエールになっています。
まとめ
なにわ男子の「サチアレ」の歌詞の意味を私なりに解説してみました。
「キミにサチアレ」は「みなさんが幸せがありますように」、
「君に幸あれ」は「今曲を聴いているあなたに自分が願っている幸せをつかんでほしい」
とメッセージが強くなります。
「サチアレ」は、コロナ渦で不安を抱える人々に寄り添いエールを送りたいという思いが作詞作曲に込められています。
朝にふさわしい軽快で爽やかな楽曲ですが、願いを叶えるための努力を示唆する部分もあり、熱量のあるエールを送る曲となっています。
シンプルですが力強いメッセージが込められた「サチアレ」、いい曲です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。