愛子さまは、優しく気さくな人柄で、皇族としても気品があり、国民の多くから女性天皇として即位することを望まれています。
愛子さまの人柄を語るいくつかのエピソードや公務でのご様子の動画をご紹介していきます。
後半は女性天皇について簡単にふれたいと思います。
では、まず令和6年10月11日のご公務からご覧ください。
愛子さまの優しさや品格が動画からも伝わり、国民から敬愛される理由が分かる気がします。
愛子さまの成長と国民の期待
成年皇族として初めて一般参賀に出席された愛子さまは、その気品ある姿と堂々とした立ち居振る舞いで、国民からの評価が日ごとに高まっています。
愛子さまは、幼少期に母・雅子さまの適応障害と向き合う中で、家族を支えながら自身も多くの困難に直面してきました。
雅子さまの病が知られた頃、愛子さまはまだ幼く、母を守るために懸命に振る舞う姿が見られましたが、その一方で学校生活に不安を抱えることもありました。
不登校や体調不良を経験した時期もあり、その影響で愛子さまの評判は必ずしも良いものではありませんでした。
しかし、これらの困難を乗り越えてこられたことが、今の愛子さまの国民から支持される姿へとつながっていると思います。
10代の試練と友人たちの支えが成長を後押し
愛子さまの変化が目に見えて感じられるようになったのは、中学生の頃からでした。
幼少期には「他人の目」に対して強い不安を抱えており、痩せてしまった時期もありましたが、友人たちの支えを受けることで次第に自信を取り戻していきました。
母・雅子さまへの気遣いが強く感じられることからも、家族の支えを大切にしながら成長されてきたことがうかがえます。
成年記者会見では、その優しさと柔らかな人柄がにじみ出るような態度で国民に語りかけ、自然体でありながらも品格を保つ姿勢が、多くの国民に感銘を与えました。
この記者会見の際、愛子さまは自身を「人見知り」と表現されましたが、それでもしっかりと記者の目を見つめ、落ち着いた口調で話す姿は、理想的な皇族として成長されたという印象を多くの国民が持ちました。
幼少期の試練や母への思いやりが、彼女の強さと優しさを育んだのかもしれません。
また、愛子さまの記者会見は、国民にとって期待を超えるほどの内容であり、彼女の持つ自然な魅力と穏やかな態度が、多くの人々の心に深く響いたことは言うまでもありません。
家族との絆と親しみやすさが愛される理由
愛子さまのもうひとつの特徴として挙げられるのは、家族との深い絆です。
成年皇族としての行事に臨む際、愛子さまは新調のティアラを製作せず、叔母である黒田清子さんからティアラを借りて参加されました。
これは、コロナ禍や物価高を考慮し、国民の生活に配慮したものであり、この慎ましさが一層彼女への親近感を高めました。
また、叔母と姪という関係性が愛子さまと清子さんを結びつけ、家族の絆がさらに強まったこともうかがえます。
さらに、昨年のご静養先からの帰京の際に着用されたカジュアルなファッションも、国民に親しみを感じさせる一因となりました。
普段の華やかな公務の場面とは異なる、身近な一面を見せる愛子さまの姿は、多くの人々にとって非常に親しみやすく、彼女の自然体の魅力がますます際立っています。
天皇ご一家の仲の良さもまた、愛子さまの温かさや優しさを引き出す要因となっており、こうした家庭環境が彼女をさらに国民に愛される存在へと導いています。
国民が愛子天皇を望む理由?
国会での与野党間の協議は、皇族数の確保に焦点が当てられ、女性や女系天皇の可能性については議論は進展していません。
政府案では、女性皇族の結婚後も皇族として残ることや、旧皇族の男系男子を養子として迎える案が提示されていますが、女性天皇を認める方向には進んでいません。
世論調査では、女性天皇を容認する意見が圧倒的多数を占めています。
特に愛子内親王を天皇に推す声が強まっており、共同通信の調査では、女性天皇を認める意見が90%に達し、毎日新聞の調査でも81%が賛成しています。
しかし、政府の方針は、あくまで男系男子にこだわり、愛子天皇の実現を無視している状態です。
女性天皇の議論は、小泉純一郎政権時代に一度進展しましたが、悠仁親王の誕生で立ち消えになり、その後は保守派の影響で議論が進展しませんでした。
しかし、欧州ではすでに男女問わず長子優先の王位継承制度が導入されており、時代に適応した制度改革が行われています。
憲法では天皇の地位は、「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」と「皇位は、世襲のものであって、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する」と規定しています。
世論調査の結果を「日本国民の総意」とすれば、「愛子さまを天皇に」になります。
天皇・皇后両陛下は毎年臨まれる「新年祝賀の儀」では、「新しい年をともに祝うことを誠にうれしく思います。年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」という旨を発言されます。
天皇は日本国の最高祭祀者であり、「国民の幸せと国の発展を祈る」存在です。
おそらく国民の大多数は、この最高祭祀者の役割を果たすにふさわしい人柄を愛子さまに見出している、これが愛子さまに天皇を望む理由だと思います。
まとめ
愛子さまは幼少期の困難を乗り越えながら、母親を支える姿勢や友人との絆を大切にし、成長されてきました。
愛子さまが天皇に望まれる理由は、そのお人柄、皇位継承の安定、そして「国民に希望をもたらす存在」としての期待が背景にあります。
国民の多くが、愛子さまが日本の未来を象徴する天皇として、次世代にふさわしい存在だと考えているのです。
歴代の最高祭祀者は男性が務めてきましたが、「国民の幸せと国の発展を祈る、日本国民統合の象徴としての天皇」をきちんと考える段階に来ています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。